【社会】「アートで香川をアピール」「成長のチャンスだ」　東京五輪の経済効果、香川県も歓迎[9/10]

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　２０２０年の夏季五輪の開催地が東京に決まったことを受け、香川県内の経済界や観光業界からは９日、
「大きな経済効果が見込め、地方経済への波及も期待できる」と歓迎の声が相次いだ。
すそ野の広いインフラ整備などを「積極的に取り込みたい」と意気込む声も。
瀬戸内国際芸術祭で多くの外国人が来県していることを踏まえ、
「海外の観光客にアートを核に積極的にアピールすべき」との声も聞かれた。

　県商工会議所連合会の竹崎克彦会長は「会場や道路など関連インフラの整備、
世界各国から多くの観光客の来日など、大きな効果が見込まれる」と開催決定を歓迎。
東京都は五輪開催の経済波及効果が全国で２兆９６００億円に上ると試算しており、
「香川にとっても地域経済を成長させる大きなチャンス。積極的に取り込みたい」と期待を寄せた。

　東京での五輪開催は、観光業界にとっても待望のニュース。
百十四銀行のシンクタンクの百十四経済研究所は
「高松―成田間の格安航空も年内の就航が予定されており、県内に海外の観光客を呼び込む絶好の機会」とした。

　一方、県観光協会の梅原利之会長は「東京一極集中にならないよう、アートを核に、香川の独自性を強力に押し出す必要がある」と情報発信の重要性を強調した。

　「業界を盛り上げる大きな励みになる」としたのは、日本手袋工業組合（東かがわ市）の大原正志事務局長。
県内メーカーには、フェンシングなど五輪選手の手袋を手掛けた企業も多い上、
２０年の五輪ではゴルフが正式種目になっているため、
「若者を中心に競技のすそ野が広がれば、地元企業が多く手掛けるゴルフ用手袋の需要増につながる」と期待していた。

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20130910000085

【社会】「アートで香川をアピール」「成長のチャンスだ」 東京五輪の経済効果、香川県も歓迎[9/10]

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