「抵抗権」は日本国憲法で保障された国民の権利です

地震雷火事名無し

そろそろ「抵抗権」について真面目に考えるべきときなのではないのか。
詳しい意味はネットでいくらでも調べられるのでここには書かないが、
戦後日本の憲法学の第一人者の宮沢俊義の警告を載せておこう。

＞「抵抗権の援用は、したがって、援用者による最大の責任の自覚を伴わなくてはならない。
＞抵抗権を主張する者は、全人格をもってそれについての責任を負う覚悟を有することが要請される。
＞そうした覚悟なしに、軽々しく抵抗権をもち出すのは、無責任なエゴイズム以外の
＞何ものでもないこと、そして、そうした無責任なエゴイズムのもたらすものは、
＞救いがたいアナアキイ以外の何ものでもないことを知るべきである。
＞[中略]
＞個人の尊厳から出発するかぎり、どうしても抵抗権をみとめないわけにはいかない。
＞抵抗権をみとめないことは、国家権力に対する絶対的服従を求めることであり、
＞奴隷の人民を作ろうとすることである。
http://www.eris.ais.ne.jp/~fralippo/demo/review/MZT031228_resistance/

現代に生きる全ての日本国民に「抵抗権」の存在を知ってもらいたい。
これは異端の理論ではなく近代憲法の王道中の王道である。
原発事故その後に最も顕著に現れているが、我々日本国民は次々と
合法的に異議を申し立てるチャンネルを封じられていっている。

ちなみに「抵抗権」の対概念は「国家緊急権」だ。
これについてもここでは詳しくは述べないが、昨年の原発事故直後の憲法記念日に
一部政治家の間でこれについて議論がなされたと言う。